【車を高く売る方法】売る・売らないで迷ったときの判断基準は?
いますぐ車を売るべきか? それとも、まだ売らずに乗り続けるべきか?
お気に入りの愛車も、いつかはお別れのときがくるもの。そのタイミングをどう判断すればいいでしょうか?
このページでは、車を売るか売らないか、迷ったときの判断基準を7つ紹介します。
もし当てはまるものがあれば、いままさに売るタイミングなのかもしれません。
【車を売る判断基準1】見た目・外観の劣化
車は屋外に出しっぱなしのことが多いので、雨風に打たれて傷んでくるのがふつうです。
夏場の強い日差しは、塗装の色あせにつながりますし…
運転中に小石が当たって塗装が傷んだり、雪の降る地域だと凍結防止剤の塩害でサビてしまうこともあるでしょう。
車庫入れのときにバンパーをこすってしまったり、ぶつけられてヘコんでしまうこともあるかもしれません。
ヘッドライトが黄色く濁ってきたり、汚れがこびりついてしまったり、新車のときの輝きをキープすることは並大抵のことではありません。
さらに言えば、モデルチェンジによって、旧モデルが古臭い印象になってしまうこともあると思います。
このように、見た目・外観は時間の経過とともに劣化していくことが避けられません。
見た目・外観の劣化具合が気になるかどうかは、車を売る・売らないの判断基準になりそうです。
【車を売る判断基準2】安全面の不安
大切に乗ってきた車でも、古くなってくると安全性能が低下するものです。
たとえば、これは実話なんですが、高速道路を走行中に燃料ポンプが突然壊れて、エンジンがストップしてしまったことがありました。
突然アクセルもブレーキも効かなくなって、コントロール不能になってしまったんです。
なんとか道路脇に止めることができたものの、後ろから追突される危険があってすごく怖かったです。
こういった車の内部構造は、たとえ劣化していても、車検などの定期検査だけではなかなか見抜けません。
トラブルが起きてはじめてわかるものなんです。
なので、何かちょっとしたトラブルがひとつでも発生したなら、車を売る・売らないの判断をすべきタイミングなのかもしれません。
2度3度連続してトラブルが起きたなら、思い切って手放すことも考えるべきでしょう。
【車を売る判断基準3】自動車税・重量税の増額
初年度登録から「13年」を経過した車は、「自動車税」と「重量税」が上がります。
しかも、けっこうな大幅アップで、自動車税が「15%」、重量税はなんと「1.4~1.5倍」もアップしてしまいます。
- 自動車税・・・15%アップ
- 重量税・・・1.4~1.5倍にアップ
税金は細かい区分がゴチャゴチャありますし、頻繁に数字が変わります。
なので、細かい数字にはこだわらず、ざっくりと試算してみましょう。
たとえば、排気量「1.8リットル」、車両重量「1.2トン」のエコカーではない車について考えてみます。
自動車税=通常39,500円×1.15=45,425円(毎年)
重量税=通常24,600円×1.4=34,440円(2年に1回、車検時)
1年あたりで考えると、自動車税が5,925円アップで、重量税が4,920円アップの、合計10,845円アップになります。
車の「車格」によって金額は違ってきますが、イメージとしては年間1~2万円ほどの増額になると思ってください。
自動車税や重量税が13年経過すると高くなるのは、「古い車は環境に良くない」という考え方があるようです。
エコカー減税というのがありますが、エコカーを減税するための財源として、エコカー以外の13年経過した古い車は増税するというわけです。
ということで、日本の税制的には「古い車=13年経過した車」という認識になります。
税金のことを考えれば、おおむね10年を超えたタイミングが、売る・売らないを検討するのによさそうです。
【車を売る判断基準4】車検切れ直前
車検切れ直前は、車を売るのに適したタイミングです。
車検を通すのに10万円程度かかるものですが、車検を通したからといって、車検の費用を取り戻せるほど高く売れるわけではないからです。
もしも車検を通すのであれば、さらに2年間乗るつもりで通すのがいいでしょう。
逆に、近い将来に売ることを考えているなら、車検が切れる直前のタイミング(おおむね3ヶ月以内)で売ってしまうのがおすすめです。
車検切れ寸前の車なんて買ってもらえるのかと思うかもしれませんが安心してください。
中古車買取業者にしてみれば、次のオーナーに手渡す直前に車検を通せばいいだけの話です。
中途半端に車検が残ってるよりもよろこばれるくらいです。
いずれにしても、車検直前のタイミングは、車を売る・売らないを判断するのにいいタイミングといえます。
条件反射的に車検に出すのではなくて、売る選択肢があることも思い出してみてください。
【車を売る判断基準5】別に乗りたい車がある
同じ車にずっと乗り続けるのもいいですが、新しい車に乗り換えるのも素敵なことです。
毎年多くの新車が登場していますし、新デザイン&新性能の最新の車は、やはりとても魅力的なものです。
最新型ではなくても、まるっきり違うタイプの車に乗り換えるのもいいでしょう。
たとえば、これまでコンパクトカーに乗っていたのを、走り重視のスポーツカーに乗り換えるとか…
家族のためにワンボックスカーに乗り換えるとか、燃費のいいエコカーに乗り換えるのもいいかもしれません。
車が変わると、気分も生活も大きく変わってくるもの。
一度きりの人生を、いっしょに歩んでくれる新しい「相棒」をぜひ探してみてください。
ということで、「この車いいなぁ!」って車が見つかったなら、いまの車を売る・売らないを考えるタイミングかもしれません。
心がワクワクするような車に乗りたいものですね。
【車を売る判断基準6】生活に車が必要なくなった
人生いろいろ、転職したり、結婚したり、ライフステージに合わせて、さまざまな変化が起きるものです。
そういった変化によって、車との付き合い方が変わってくるのもよくあること。
たとえば、それまでは通勤に車が必要だったのが、都会に引っ越して電車通勤になったなら、維持費ばかりかかる車は必要ないでしょう。
「今の生活に車が必要かどうか?」を考えてみて、もし必ずしも必要ないなら、思い切って手放すのもひとつの選択肢です。
今の生活に、どうしても車が必要ですか? それとも、無いなら無いで困らなかったりしませんか?
車は趣味的なものでもあるので、必要性だけで判断できるものではありません。
ですが、必要のない車は思い切って手放して、車にかかっているお金を他に投資することも考えるべきでしょう。
【車を売る判断基準7】ローンの支払いが終了
ローンが残っている車でも、売ることはできます。
「ローンが残っている」=「新しい」=「高く売れる」ということで、ローンが残ったまま次から次へと乗り換える人もいるくらいです。
ですが、ローンを完済するというのは、ひとつの「けじめ」でもあります。
一般には「ローンを払い終わるまでは乗り続けよう!」って思う方がほとんどではないでしょうか。
で、ローンを支払い終わったならどうするか?
けじめがついたのであれば、このタイミングで新しい車に買い換えるというのも選択肢のひとつです。
もちろん、せっかくローンを完済したんだから、もっと乗り続けたいっていう考え方もあるでしょう。
それぞれの価値観に合わせて判断すればいいと思います。
いずれにしても、ローンを完済して、100%自分の車になったなら、売るも売らないもあなたの自由です。
このタイミングで、いろいろな選択肢を考えてみてはいかがでしょうか?
【まとめ】売る・売らないで迷ったときの判断基準
車を売るか売らないか、判断に迷ったときには、次のような条件に当てはまるかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。
- 見た目・外観に不満が出てきたら売る
- 小さなトラブルが出はじめたら売る
- 初年度登録から13年経過する時点で売る
- 車検切れが迫ってきたら売る
- 気になる車が見つかったら売る
- 生活に車が必要なくなったら売る
- ローンの支払が完了したら売る