【車を高く売る方法】ボロい車!売るか、廃車にするかの判断基準は?
大切に乗ってきた車も、長年乗ってるとあちこちガタがくるもの。
何度か故障したりすると、「そろそろ廃車?」といったことが頭をよぎるかもしれません。
ですが、廃車を考えるのはちょっと待ってください!
本当に廃車にすべきなのか、あるいは他にいい方法があるのか、ここでいっしょに考えてみましょう。
そもそも「廃車」とは何か?
そもそも「廃車」というのは、乗らなくなった車を「スクラップ」にして、さらに「永久抹消登録」を完了させることをいいます。
- 乗らなくなった車をスクラップ
- お近くの陸運局で永久抹消登録
車は、乗らなくなったからといって、どこかに乗り捨てるわけにはいきません。
「自動車リサイクル法」に従って、適切に解体処理する必要があります。
ダッシュボードの中に「リサイクル券」が入ってると思いますが、これをスクラップ業者に渡して解体してもらいましょう。
この際、解体費用と事務手数料が数万円かかります。
運搬費用が必要になることもあります。
スクラップ業者から「解体証明書」を受け取ったら、陸運局に行って廃車の手続き「永久抹消登録」をしてください。
その他、次のような手続きも必要です。
- 自賠責保険の解約(保険会社)
- 自動車重量税の返金手続き(陸運局)
- 自動車税の還付手続き(都道府県)
これらの手続きが完了してはじめて「廃車」となります。
ズバリ! 廃車にするかどうかの判断基準は?
廃車にするかどうかの判断基準で、一番わかりやすいのは「車が動かなくなった」ときかもしれません。
車が動かなくなるケースとしては、次のようなケースがあります。
- 事故で壊れた
- 水没して壊れた
- 故障した
この場合、「修理」する選択肢もあると思いますが、それにかかる費用によって判断することになると思います。
お金をかけてでも修理したほうがいいのか、あるいは廃車にしたほうがいいのかを比較して判断してください。
車が「まだ動く」場合でも、「安全性に不安を感じるようになった」なら、廃車を検討すべきタイミングかもしれません。
- エンジンから変な音がする
- ボディや足回りから変な音がする
- マフラーから煙が出る
- まっすぐ走らない
- ドアがちゃんと閉まらない
- 立て続けに故障した
- 20年20万キロを超えてきた
他にもあると思いますが、運転していて「それまでになかった感覚」に不安を感じるなら、手放す時期と考えていいでしょう。
そして・・・
見積もり「0円」なら廃車しかないかも?
自分勝手に「廃車しかない!」と決めつけるのは、やめたほうがいいいです。
というのも、自分で思ってる以上に、中古車市場で需要があるかもしれないからです。
つまり、あなたの愛車を100万円で買う人はいなくても、「10万円なら欲しい!」って人がいるかもしれないということです。
しかも、中古車市場は日本国内だけじゃありません。
海外に持って行けば、日本車と言うだけで、30万、40万、50万円といった数倍の値段で売れるかもしれません。
つまり、最初から廃車を考えてしまうと、損するリスクがあるわけです。
なので、あなたに提案です!
「廃車」が頭をよぎったときは、ダメ元でガリバーなどの中古車買取店に見積もりをお願いしてみましょう。
それでもし「買い取れません」とか、「査定0円です」などといわれても、あきらめずに他の中古車買取業者に相談してみましょう。
それでもゼロ査定なら、そのときはじめて「廃車」を考えるといいでしょう。
廃車確定でも売れる! いったいどうして?
廃車にすることが確定したとしても、あきらめるのはまだ早いです。
あなたの愛車には、まだまだ「部品」や「鉄クズ」としての価値があるからです。
- 「部品」のニーズ
- 「鉄クズ」としてのニーズ
たとえ「中古車」としての価値はなくても、「部品だけほしい!」といったニーズがあるということです。
とは言っても、私たちが自分で車をバラバラにするなんて不可能です。
そこで便利なのが、「廃車専門」の買取業者を利用すること!
廃車専門の買取業者というのは、たとえば次のような業者です。
これらの業者は、事故車・水没車・故障車といった、廃車にするしかないボロ車を買い取ってくれるので便利です。
自分でスクラップ業者に依頼すると数万円かかるところ、廃車専門業者を利用すれば、逆に数万円が手に入ります。
両者の差は、10万円を超えてくるかも??
知ってるか知らないかだけで、これだけの差がつくなんて怖いですよね。
廃車にすると還付金をもらえる!
廃車にすると「還付金」をもらえます。
これはつまり、すでに前払いで支払っている「自動車税」を、月割で返してもらえるということです。
自動車税というのは、「4月1日」に車を所有している人に課せられる税金で、そこから1年分を5月中に支払うものです。
たとえば、自動車税を4万5千円支払ったとして、8月に廃車にしたとしましょう。
1ヶ月分 45,000円÷12ヶ月=3,750円
残り月数 9月から3月までの7ヶ月
還付金 3,750円×7ヶ月=26,250円
このケースで試算すれば、2万6千円ほど還付金がもらえることになります。
ちなみに、還付金をもらうための手続きですが、廃車にするための「永久抹消登録」の手続きと同時に行います。
つまり、廃車にしたあとに、わざわざ手続きをしに行く必要はないということです。
逆に言うと、「永久抹消登録」の手続きを忘れていると、ムダな税金を取られてしまうので注意しましょう。
【まとめ】廃車寸前のボロ車を処分する方法
廃車寸前のボロ車であっても、意外とまだまだ「欲しい!」っていう人がいるかもしれません。
自分で勝手に「廃車しかない!」と判断するのではなくて、「もしかしたら売れるかも?」「お金になるかも?」と考えてみましょう。
- 中古車買取業者に見積もりを出してもらう
- 何社かお願いして、買ってくれる業者を探す
- どこもダメなら、廃車専門の買取業者を利用する
- 廃車にすると還付金をもらえる
専門家に相談すれば、自分では気づかないようなアイデアを教えてもらえることが少なくありません。
車を処分するにしても、専門家に相談して、いろいろ比較して判断するのが失敗しないポイントです。