【車を高く売る方法】事前に準備しておくべき必要書類は?
車を売るには、あれこれ手続きしなくちゃいけません。
ちょっとめんどくさいですが、こればっかりは仕方ないですね。
とはいえ難しくはないので、ひとつずつクリアしていきましょう。
ということで、車を売るときに必要となる書類について説明していきます。
車を査定してもらうときに必要な書類は?
車を売るかどうか決める前に、通常は、中古車買取店の「査定」を受けて、見積もりを出してもらう必要があります。
その査定を受けるときに必要な書類は、とりあえず次の2つだけです。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
「車検証」も「自賠責保険証明書」も、運転するときには常に車に積んでおかないといけないものです。
通常は、ダッシュボードに入ってると思いますが、もしなかったら大変なので、念のため確認しておきましょう。
ちなみに、「車検証」も「自賠責保険証明書」も、不携帯のまま運転してしまうと、罰金の対象になります。
(余談ですが、他に「運転免許証」「発煙筒」の2つも、車を運転するときは常に携帯していないと罰則規定があります)
もし手元にない場合には、今すぐ再発行手続きをしないといけません。
「車検証」は陸運局に行って、「自賠責保険証明書」は各保険会社に問い合わせて、再発行してもらってください。
普通自動車を売る場合の必要書類は?
「普通自動車」を売るときに必要な書類は、通常は次の6つです。
- 自動車検査証(車検証)
- 印鑑登録証明書(印鑑証明書)
- 自賠責保険証明書
- 実印
- 振込口座情報
- リサイクル券
以前は「自動車納税証明書」も必要でしたが、現在はオンラインで確認できるようになり提出不要です。
「印鑑証明書」は、発行後1ヶ月以内のものが2通必要になります。
お近くの市町村役場で印鑑を登録して、証明書を発行してもらってください。
「車検証」「自賠責保険証明書」と「リサイクル券」の3つは、通常はダッシュボードに入ってるはずです。
ちゃんとそろってるかどうか、いちおう確認だけしておきましょう。
これらの書類をまとめて、中古車買取店の営業マンに渡してください。
すると、その場で次の2つの書類に記入・捺印を求められます。
- 譲渡証明書
- 委任状
どちらも書式は営業マンが持ってるので、事前準備は不要です。
車検証と印鑑登録証明書の住所が違ったら?
「車検証」と「印鑑証明書」の記載内容が違ってるケースもよくあります。
たとえば、引っ越しして「住所」が変わったとか、結婚などで名前の「姓」が変わったといったケースです。
本来は、すみやかに「車検証」の記載内容を修正しておくべきですが…
とはいえ、今から車を売るタイミングで、わざわざ修正するのも現実的ではありません。
そこで、次の書類を用意して、所有者変更とまとめて手続きするのが一般的です。
- 1回だけ引っ越した ・・・ 住民票
- 2回以上引っ越した ・・・ 戸籍の附票または住民票の除票
- 名前の姓が変わった ・・・ 戸籍謄本
「住民票」はお住まいの市区町村役場でもらってきてください。
その他の「戸籍謄本」などは、本籍地のある役場から取り寄せましょう。
ちなみに、車検切れ、つまり「車検証」の有効期限が切れていても売却可能です。
ただし、公道を走れないので、出張査定してもらえる中古車買取店に買取を依頼してください。
軽自動車を売る場合の必要書類は?
「軽自動車」を売る場合は、「普通自動車」とは必要な書類が異なります。
なぜかというと、軽自動車と普通自動車では、管理している機関が違うからなんです。
- 普通自動車 ・・・ 陸運局(国)
- 軽自動車 ・・・ 軽自動車検査協会
なので、必要書類を間違えないでくださいね!
ということで、「軽自動車」を売る場合に必要な書類は、次の6つです。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車納税証明書
- 印鑑(認印でOK)
- 振込口座情報
- リサイクル券
軽自動車の場合は、印鑑は「認印」で大丈夫です。(シャチハタはダメ)
印鑑証明書は必要ありません。
必要書類を中古車買取店の営業マンに渡したら、次の書類に記入・捺印を求められます。
- 自動車検査証記入申請書
これも、営業マンが書式を持ってるので、事前準備は不要です。
普通自動車の場合と違う点は、「印鑑証明書が必要ない」というところです。
うっかり、印鑑証明書をもらいに行かないでくださいね!
書類がないときの再発行手続きは?
車検証など、必要な書類を紛失してしまったら、どうすればいいでしょうか?
結論から言えば、「再発行」してもらえば大丈夫です。
それぞれの書類の発行元に連絡して、再発行してもらってください。
- 車検証 ・・・ 陸運局で再発行
- 自賠責保険証明書 ・・・ 保険会社で再発行
- リサイクル券 ・・・ サイトでダウンロード
「車検証」は、管轄の陸運局に行って再発行してもらいましょう。
運転免許証が必要になるので忘れずに!
「自賠責保険証明書」は、保険会社に連絡して再発行してもらってください。
どこの保険会社で加入したか不明な場合は、前回車検を受けた業者に問い合わせてみるといいです。
それでもわからない場合には、主要な保険会社にひとつずつ電話して問い合わせるしかありません。
リサイクル券を紛失した場合には、「自動車リサイクルシステム」で「預託証明書」をダウンロードして印刷しましょう。
リサイクル券そのものは、再発行してもらえません。
用意しておくとプラス査定となる書類は?
車を売るのに絶対必要というわけではないけど、あればプラス査定になるかもしれない書類等もあります。
たとえば、次のようなものが手元に残っているなら、きちんとアピールしてください。
- 車の整備手帳
- 車の取扱説明書
- スペアキー
- 取り外した純正品
車の「整備手帳」や「取扱説明書」は、通常はダッシュボードに入れっぱなしにしてることが多いと思います。
紛失することは考えにくいですが、あるならあるで「整備手帳と取扱説明書はそろってます!」と伝えてください。
一方で、スペアキーは、保管場所がわからなくなるケースも多いようです。
もちろん、スペアキーはなくてもかまわないのですが、残ってる場合には「スペアキーもあります」とちゃんと伝えましょう。
その他、取り外した純正品が残ってるなら、それもプラス査定の材料になります。
たとえば、エンブレム、シフトノブ、純正ホイールなど、残ってるなら残ってることを伝えるようにしてください。
【まとめ】車を売る場合の必要書類について
車を売るには、あれこれ書類をそろえないといけません。
車を渡して、お金をもらって「ハイ終わり!」とならないところが、ちょっと面倒なところではありますね。
とはいえ、ちょっと面倒なだけで、難しいことはありません。
ひとつひとつそろえていきましょう。
ということで、このページでお話してきたことを、簡単にまとめておきます。
- 査定で必要なのは車検証&自賠責証明書
- 普通自動車を売るには印鑑証明なども
- 引越しや結婚で追加書類が必要なことも
- 軽自動車は印鑑証明書不要
- 書類を紛失したら再発行してもらう
- 整備手帳などがプラス査定の材料に
書類をそろえるのは、売るかどうかを決めたあとで大丈夫です。
車検証と自賠責保険証明書だけあれば査定してもらえるので、見積もりを集めて比較してみてはいかがでしょうか。