【車を高く売る方法2-5】大きな傷やへこみは修理すべき?

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バンパー側面に派手なスリ傷があったり、ドアがベコッとヘコんでいたり…。隠しようのないほど目立つ「大きな傷・へこみ」があると、このままの状態で愛車を査定してもらっていいのかどうか不安になるものです。

 

しかし、だからといって、わざわざ板金塗装の修理に出すべきかどうか? そこまでやって、メリットがあるのかどうか、悩んでしまうところではないでしょうか?

 

ということで、このページでは、愛車にやや大きめの傷やへこみがある場合について、どう考えればいいか説明します。

 

 

【1】傷・へこみの大きさの基準は?

 

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「大きな傷・へこみ」などという言い方をしますが、具体的にどの程度の大きさなら「大きな」という判断になると思いますか? ここが曖昧(あいまい)なままだと、どうすればいいか判断できないですよね。

 

そこで参考になるのが、一般財団法人 日本自動車査定協会の規定です。傷・へこみの大きさの基準は、次のように規定されています。

 

傷・へこみの大きさの基準
1cm未満

再販にあたって修理は不要
減点なし

カードサイズ未満

再販にあたって修理は不要
やや減額
小傷

A4サイズ未満

再販にあたって修理が必要
減点区分「小」
中傷

A4サイズ以上

再販にあたって修理が必要
減点区分「大」
大傷

赤文字は当サイトで便宜的に用いている表現

 

カードサイズというのは、いわゆるクレジットカードの大きさのことです。国際基準ISOで「縦53.98mm、横85.60mm」と規定されているので、およそ8センチ程度までの大きさと考えていいです。

 

ということで、査定を受けるときに特に問題となるのは、カードサイズ以上の「再販にあたって修理が必要になる傷・へこみ」です。それ以下の大きさの傷・へこみであれば、わざわざ修理などせずに、そのままの状態で査定を受けるのがいいでしょう。

 

【2】傷・へこみがあると査定額がいくら安くなるのか?

 

では、傷・へこみがあると、具体的にどの程度、査定額が安くなってしまうでしょうか? これについても、一般財団法人 日本自動車査定協会の規定が、ひとつの目安になります。

 

例えば、普通車の場合で考えると、おおよそ次のような減額になると考えていいです。

 

小傷 1ヶ所あたり1万円程度の減額
中傷 1ヶ所あたり2〜3万円程度の減額
大傷 1ヶ所あたり3〜5万円程度の減額
交換になる場合 1ヶ所あたり5〜20万円程度の減額

 

実際には、傷・へこみがある部位によって単価が違ってきます。塗装だけか、板金塗装かでも違ってきますし、車種(車格)によっても変わってきます。なので、おおよその数字として考えてください。

 

参考までに、具体的にシミュレーションしてみましょう。例えば、普通車の場合で、「小傷」が10ヶ所、「中傷」が2ヶ所、「大傷」が1ヶ所あるとしましょう。この場合は、おおまかに次のような減額になると考えていいです。

 

  • 小傷による減額=1万円×10ヶ所=10万円
  • 中傷による減額=3万円×2ヶ所=6万円
  • 大傷による減額=5万円×1ヶ所=5万円
  • 合計減額=10+6+5=21万円

 

自分の愛車について、おおまかに計算するなら、傷の大きさは考えずに、傷1箇所あたり「2万円程度の減額」として計算してみるといいかもしれません。おおまかなオーダーがつかめるはずです。

 

【3】傷・へこみを鈑金塗装するのにかかる費用は?

 

傷・へこみの板金塗装にいくらかかるかは、ケース・バイ・ケースとしか言えません。業者によってバラバラですし、損傷部位とか、塗装するカラーとか、いろいろな要素で金額がぜんぜん変わってきます。

 

なので、正確に費用を知るためには、近所の板金塗装屋さんに愛車を持っていって、見積もりを出してもらうしかありません。その見積もり金額と、さきほどの「1箇所あたり2万円」で出てくる金額を比較してみましょう。

 

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もし板金塗装屋さんの見積もりが、1ヶ所2万円で試算した金額よりも大きいなら、修理するだけ無駄です。赤字になってしまいます。板金塗装などせずに、そのまま査定を受けたほうがいいです。

 

一般論で言えば、板金塗装は安くないです。職人さんが手作業でやっていくので、塗装のみでも、1ヶ所2万円以上するのが普通です。実際に見積もりをとっていただくといいですが、ほぼ確実に1ヶ所あたり2万円以上の見積もりが出てくるはずです。

 

【4】目立つ傷・へこみは売る前に修理すべきか?

 

以上、説明してきたように、小さな傷・へこみだと、わざわざ板金塗装の修理に出してから、査定を受けるメリットはほとんどないです。現状のままで、出張査定を受けるべきでしょう。

 

大きな傷・へこみの場合も、わざわざ板金塗装の修理に出すかどうかは微妙なところです。良くてトントン、下手すると赤字になってしまう危険性が高いです。

 

日本自動車査定協会の規定は評価が厳しい

 

ちなみに、このページで説明した「一般財団法人 日本自動車査定協会」の規定というのは、ディーラーの下取りなど、中古車を買い取る業者側が絶対に損しないための査定基準です。

 

つまり、「いかにして安く買い取るか?」という発想でまとめられた規定と考えていいでしょう。

 

中古車一括査定を利用すると評価が甘くなる

 

一方で、最近のスタンダードともいえる「中古車一括査定」を利用して車を売る場合には、日本自動車査定協会の規定よりも評価が甘くなります。なぜなら、「いかにして安く買い取るか?」という発想だけでは、ライバル業者に買い負けてしまうからです。

 

中古車買取業者は、仕入れができなければ、転売することもできません。何が何でも車を仕入れないと、商売にならないということです。

 

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なので、中古車一括査定を利用する場合には、多少の傷・へこみであれば減額なしが普通です。それらをいちいち減額していくやり方ではなく、中古車市場での実際の取引価格をもとに、ライバル他社がどのように査定するか予測しながら金額を調整するのが最近の傾向です。

 

ということで結論ですが、大きめの傷・へこみがある場合でも、修理などせず現状のままで、査定を受けることをおすすめします。その方が、損しない可能性が高いと考えていいです。


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