【車を高く売る方法2-2】事故歴のある車を高く売るには?

車,売る,修復歴

 

「事故歴のある車でも売れるのだろうか?」と心配になっているあなた。大丈夫です。事故歴のある車でも、ちゃんと買い取ってもらえます。安心してください。

 

ただし、事故歴のある車は、一般に安く買い叩かれてしまうのも事実です。高く売ろうと思うと、それなりに「知識」と「戦略」が必要になってきます。

 

ということで、このページでは、高く売るのが難しい「事故歴のある車」について、少しでも高く売るためにどうすればいいか考えていきましょう。

 

 

【1】そもそも「事故車」とは?

 

例えば、赤信号で停車していて、後ろから追突されたら、それは「事故」です。自動車保険の支払い対象となる事案と言っていいでしょう。

 

しかし、自動車保険の支払い対象となる事故を起こした(起こされた)場合であっても、そのとき乗っていた車が「事故車」であるとはかぎりません。

 

つまり、「事故歴」のある車であっても、中古車買取業者の担当者にとっては「事故車」ではない可能性があるということです。

 

査定に影響するのは「修復歴車かどうか?」

 

中古車買取業者の担当者が気にしているのは、その車が「修復歴車かどうか?」です。

 

修復歴車というのは、「骨格部分に修復歴のある車」のことです。具体的には次の部分に損傷を受けて修復・取替の処置をしていると「修復歴車」と判断されます。

 

車,モノコック構造

 

  • ルーフパネル
  • インサイドバネル
  • フロア
  • トランクフロア
  • ピラー
  • サイドメンバー
  • クロスメンバー

 

日本で流通している車のほとんどが、「モノコック構造」という構造形式を採用しています。モノコック構造というのは、フロアなどの「板状の部材」と、ピラーなどの「柱状の部材」を組み合わせた構造のことです。それらの相互作用によって、外部からの衝撃に耐えるように設計されています。

 

修復歴車はなぜ問題か?

 

モノコック構造を構成している部材が、全て健全であるからこそ、車内にいる人間の「安全性」が保たれますし、車の「走行性能」も十分に発揮されます。

 

逆に、これらの部材に何らかの補修跡があるということは、「安全性」と「走行性能」が著しく低下している可能性があるということになります。

 

車,フレーム,骨格

 

繰り返しになりますが、中古車買取業者の担当者が注意して見ているのは、その車が「修復歴車かどうか?」です。

 

たとえ事故歴があったとしても、修復歴車でなければ(原則として)減額されません。逆に、修復歴車であると判断されれば、相場価格より大幅なマイナス査定になることは避けられないでしょう。

 

自動車業界の専門家たちは「事故車」という言葉を使いません。私たち一般の人が使う「事故車」という言葉と、自動車業界の人たちが使う「修復歴車」は、意味合いが違うことを覚えておいてください。

 

【2】自分の車が修復歴車かどうか分からない場合は?

 

今乗っている車が、新車で購入したものであれば、修復歴があるかどうかは自分が一番よく知っているはずです。

 

しかし、中古で購入した車だと、もしかすると、前のオーナーのときに修復歴があるかもしれません。買取業者も修復歴を100%見抜けるわけではないので、そのまま店頭で売られていることがありえるからです。

 

もし、何も知らないまま、自分が修復歴車に乗っていたとしたらどうでしょう? もしかすると、モノコック構造の主要部分に致命的な損傷が隠れていて、あなたの命にかかわる危険性があるかもしれません。

 

プロの査定士にチェックしてもらう

 

そこで、もし中古で購入した車に乗っている場合には、一度、プロの査定士にチェックしてもらうことをおすすめします。具体的には、いわゆる「中古車一括査定」のサービスを利用するといいです。

 

車,売る,修復歴車

※便利な一括査定はこちら(無料)

 

プロの査定士にチェックしてもらって、もしも修復歴車であることがわかったなら、そのまま買い取ってもらったほうが無難だと思います。

 

逆に、修復歴車ではないことがわかったら、とりあえず安心できますし、無理に売る必要もないでしょう。査定額を見て、売ったほうが得だと思えば売ればいいですし、査定額に納得いかなければ売らなくてもいいと思います。

 

【3】いわゆる「事故車」を高く売るには?

 

私たち一般人が俗に言う「事故車」を高く売るにはどうすればいいか。つまり、修復歴車かどうかは別として、事故歴のある車を高く売るにはどうすればいいか考えてみましょう。

 

「事故車」は査定士にとっておいしい案件

 

じつをいうと、いわゆる「事故車」は、査定士にとっておいしい案件です。というのも、オーナーさんの心の中に「どうせ事故車だしなぁ」という、心理的な弱みみたいなものがあるからです。

 

つまり、事故車であることをネタにして、査定額をどんどん引き下げることができるということ。会社としての利益率が、大幅にアップするというわけです。

 

例えば、次のようなやり取りになったと想像してみてください。

 

査定士「うーん、この車、バンパーを交換した形跡がありますね。もしかして、事故車ですか?」

あなた「ちょっとバンパーをぶつけただけなんですが…。まぁ、事故車と言えば事故車ですね…。」

査定士「あれっ?! ドアに歪みがありますね。事故車だけに、もしかして、あちこちに影響が出ちゃってるかもしれないですね。」

あなた「そうですか。すいません。」

 

場数を踏んだ、やり手の査定士だと、ちょっとした欠点を見つけて「事故車」と決めつけてきたりします。もちろん意図的にです。

 

そして、あなたの愛車の価値(あなたが心の中で思っている自己評価)を、どんどん下げようとしてきます。あなたの心理的な弱みを利用した高等テクニックです。

 

「事故車」と「修復歴車」は違う

 

しかし、ここで思い出してください。本来、査定額が大幅に下がるのは、モノコック構造の構成部材が損傷している「修復歴車」です。いわゆる「事故車」ではありません。ここが重要なポイントです。

 

これを思い出してもらえれば、さきほどのやり取りも変わってきます。

 

査定士「うーん、この車、バンパーを交換した形跡がありますね。もしかして、事故車ですか?」

あなた「ちょっとバンパーをぶつけただけです。構造部材には影響ありませんでした。たしかに事故歴はありますけど、修復歴はありません。

 

このような返事をすると、査定士さんに「この人はわかってる人だ」「ヘタなことはできないな」と思わせることができます。そして、それ以上、不当な値下げ交渉をしてくることはないでしょう。

 

やはりここでも「一括査定」が高く売るポイント

 

そして、もうひとつ大切なことは、1社ではなく、複数の中古車買取業者に査定してもらうことです。

 

1社だけだと、どんどん値下げ交渉されたときに、対応が難しくなってしまいます。しかし、複数の買取業者に査定してもらうのであれば、査定士も「ライバル他社」の存在を意識せざるをえないので、変な査定はできません。

 

つまり、一括査定を利用して、「見積もり比較して業者を選ぶ」ことを査定士に意識させることが、いわゆる「事故車」を高く売るカギになるということです。


\いくらで売れるかすぐ分かる/

※相見積もりを取るならこちらが便利(最大10社)