【車を高く売る方法】査定士はどこを見る?出張査定の手順と注意点

【車を高く売る方法】査定士はどこを見る?出張査定の手順と注意点

車,売る,査定,チェックポイント

 

車を少しでも高く売るには、中古車買取店の営業マン(査定士)が、何をどのようにチェックしているか知っておくことが大切です。

 

  • 車のどこをチェックするのか?
  • 車をどのような手順でチェックするのか?
  • 車の状態をどのように評価するのか?

 

査定士が何を見て、どう点数をつけるか事前にわかっていれば、査定前にいろいろ準備できるからです。

 

ということで、このページでは、査定士が行う査定の手順とチェックポイントについて説明していきます。

 

 

車の査定には中古車業界の統一基準がある

 

中古車買取店の査定士は、車の査定を自己流でやってるわけではありません。

 

査定のやり方には中古車業界の「統一基準」があって、原則そのルールに従って査定しています。

 

その基準とは、具体的には「一般財団法人 日本自動車査定協会」(通称JAAI)が定めている「中古自動車査定基準及び細則」というものです。

 

そして、その中に用意されている「カーチェックシート」というものを使って、実際の査定の作業は進められていきます。

 

車,売る,査定,チェックシート

 

ちなみに、「カーチェックシート」に含まれる内容は次の通りです。

 

  • 車の基本情報(車検証の情報、走行距離など)
  • 外装の評価(板金塗装の必要性など)
  • 内装の評価(汚れ、ニオイ、痛み具合など)
  • エンジン・足回り・電装品の評価
  • タイヤ・アルミホイールの評価
  • 車両本体の商品価値の評価
  • 装備品の評価
  • 最終的な査定価格

 

このシートを埋めていくだけで、効率的に、漏れなく査定できるように工夫されています。

 

なかなかの優れものです。

 

出張査定で、査定士は車の何をチェックするのか?

 

出張査定にやってきた査定士は、次の図のような手順で車をチェックしていきます。

 

車,売る,査定,手順

 

  1. 書類チェック
  2. 外装チェック
  3. 内装チェック
  4. 装備品チェック
  5. エンジンチェック
  6. 足回りチェック

 

つまり、こうやって、カーチェックシートの項目を、ひとつひとつ埋めていくわけです。

 

ちなみに、カーチェックシートは、JAAIのものをそのまま使うケースもあれば、中古車買取店が独自に用意したものを使うケースもあります。

 

最近は、タブレット端末に入力していく業者もあるようです。

 

ていねいにチェックしていって、所要時間は一般的に30分程度です。

 

明らかに問題なさそうな車だとササッと終わってしまいますし、ちょっと怪しげな車の場合は時間をかけて査定することもあります。

 

査定士ひとりひとりのスキルや性格によっても変わってくると思います。

 

そうやって、カーチェックシートがおおよそ埋まったら、加点・減点の計算をして、見積もり価格を出すという流れです。

 

査定の手順1:書類チェック

 

書類というのは、車検証・自賠責保険の保険証・リサイクル券などです。

 

それらに記載されている内容を、カーチェックシートに書き写していきます。

 

さらに、取扱説明書があるかどうか確認したり、走行距離を確認したりして、これらもカーチェックシートにメモしていきます。

 

  • 車検証の内容の書き写し
  • 走行距離の確認(標準走行距離に対する評価)
  • 取扱説明書の有無を確認
  • 自賠責保険の保険証の有無を確認
  • リサイクル券の有無を確認

 

査定士はこのとき、「ちょっと座らせていただきますね」などと言って、運転席に一回座ることが多いです。

 

座ったほうが書き写しやすいですし、運転席に座ったときの五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚など)からもいろんな情報が得られるからです。

 

ベテランほど、こういった五感による情報を重視していたりします。

 

車そのものだけでなく、車の持ち主(あなた)との何気ない会話の中からも、いろんな情報を感じ取ろうとするものです。

 

査定の手順2:外装チェック

 

外装チェックには、2つの目的があります。

 

査定士にとって最重要なのが「事故車かどうか?」を見抜くこと。

 

そして、もうひとつは、「傷・へこみ等が車の商品価値にどの程度影響するか?」を評価することです。

 

修復歴車かどうかの確認

  • ボディーの歪み(ゆがみ)をチェック
  • ボルトの不自然な箇所をチェック
  • 溶接の不自然な箇所をチェック
  • シーラーの不自然な箇所をチェック
  • 塗装の不自然な箇所をチェック

 

傷・へこみ等の商品価値への影響の評価

  • 傷・へこみの箇所の特定
  • 傷・へこみの程度の特定
  • 再販にあたって塗装が必要か評価
  • 再販にあたって板金が必要か評価
  • ガラスに問題がないかチェック
  • ミラーに問題がないかチェック
  • メッキ部分に劣化がないかチェック

 

査定士はこのとき、塗装面を正面から見るだけでなく、斜めから見たり、近くで見たり、遠くから見たり、ていねいに見ていきます。

 

また、光の関係で見にくい場合などは、見やすい場所に車を移動させることもあります。

 

査定の手順3:内装チェック

 

車内というのは、家にたとえると「リビング」のようなもの。

 

ただ単に「シートとハンドルがあればいい」といったものではありません。

 

次に購入するオーナーさんにとって、「車内空間が快適かどうか」で、その車の商品価値が大きく変わってきます。

 

ちなみに、車内空間の快適さが損なわれる原因はいろいろあります。

 

たとえば、シートがすごく汚れてたら、だれだってイヤなものです。

 

タバコのニオイがこびりついていたら、愛煙家以外は敬遠したくなるでしょう。

 

査定士は、そういったところを、細かくチェックしていきます。

 

  • シートの傷、汚れ、穴あき
  • 床部分の汚れ
  • 天井部分の汚れ、浮き
  • タバコの臭い、ヤニ
  • ペットの臭い、毛の付着
  • 芳香剤の匂い
  • トランクルーム内の汚れ
  • 再販にあたってのルームクリーニングの必要性

 

あなたが自分では気にならないことでも、他の人にはガマンできなかったりするものです。

 

拭き掃除など、簡単にできることはやっておいたほうがいいでしょう。

 

査定の手順4:装備品チェック

 

装備品には、車両本体の評価に関わる「電装品」と、本体とは別に評価される「装備品」があります。

 

「電装品」というのは、たとえばヘッドライトなどのことで、それがないと安全性を損なうような装備品です。

 

つまり、ここに不具合があるとマイナス査定になるようなものと思ってください。

 

一方で、いわゆる「装備品」というのは、たとえばオーディオ機器のような、なければないでかまわない装備品です。

 

ワンランク上の高級装備品や、限定オプション品など、ものによってはプラス査定につながったりします。

 

電装品のチェック

  • ランプ類(ヘッドランプ、サイドマーカーランプなど)
  • ワイパー
  • ホーン
  • シガーライター
  • キーシリングセット
  • リモコンキー

 

装備品のチェック

  • エアコン
  • ミッション
  • パワーステアリング
  • パワーウインドウ
  • ABS
  • サンルーフ
  • 革シート
  • エアバッグ
  • カーナビ・オーディオ
  • フルスポイラー

 

装備品関係は種類が多いので、ここで示した以外にもいろいろあります。

 

査定の手順5:エンジンチェック

 

査定士は、エンジンルームの中も細かくチェックしていきます。

 

一般の人にとって分かりにくい部分ですが、仮に不具合が見つかると、大きな減点につながります。

 

おもなチェックポイントは次のような箇所です。

 

  • エンジン(アイドリング不良、油汚れ、異音など)
  • マフラー(排気漏れ、腐食穴など)
  • クラッチ(滑りなど)
  • トランスミッション(シンクロ不良など)
  • ジョイント(異音、ガタツキなど)
  • デフ(オイル漏れなど)

 

本来であれば、実際に運転してみるのが確実ですが、出張査定でそこまでするケースはほとんどないです。

 

とりあえずエンジンをかけてみて、エンジンルームの中や、マフラーの排気などをじっくり確認していきます。

 

査定士は毎日いろんな車をチェックしてるので、エンジンの音を聞くだけでも、なんとなくコンディションの良し悪しがわかったりします。

 

そういう感覚的なものも含めて、総合的に判断していくわけです。

 

査定の手順6:足回りチェック

 

足回りというのは、タイヤ周辺の部品のこと。

 

車が地面と接する部分は、走行性能・安全性能に直結する重要部分になります。

 

損傷しやすい部分でもあるので、査定士はできるかぎり入念にチェックしていきます。

 

  • サスペンション・スプリング(オイル漏れなど)
  • ブレーキ(作動状態、ディスクパッド交換の必要性など)
  • タイヤ(残り溝、はみ出しなど)
  • アルミホイール(スリ傷、交換の必要性など)

 

とはいえ、出張査定の現場では、チェックできる範囲が限られるのも事実です。

 

本来であれば、ジャッキアップして、タイヤを外さないと見えない部品もあるからです。

 

なので、経験的な判断ということで、割り切って見ていくしかなかったりもします。

 

当然、契約後に、営業所に持ち込んでから不具合が発見される場合もありますが、多少は仕方ありません。

 

そんなときには、必要に応じて修理するなどして、次のユーザーへと流通させていくことになります。


【まとめ】車を高く売るポイント!出張査定の手順と注意点

 

最後に、このページでお話してきたことを整理しておきます。

 

  • 査定士は自己流で査定してるわけではない
  • JAAIが定める統一基準がある
  • カーチェックシートを埋めて査定額を決定
  • 出張査定の手順はある程度決まっている

 

車を高く売りたいなら、査定士が見るチェックポイントを知っておくといいです。

 

査定士のチェックするポイントがわかっていると、事前にその箇所を補修しておくなどの対応ができるかもしれないからです。

 

もちろん、時間や費用をかけてまで補修するかどうかは、ケース・バイ・ケースで判断するようにしてください。

 

かけた時間と費用が、査定額に反映されるかどうかの見極めが大切です。

 
このページの先頭へ戻る