【車を高く売る方法1-4】査定士は何をチェックしているのか?

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車を少しでも高く売るには、中古車買取店の査定担当者(査定士)が、何をどのようにチェックしているか知っておくことが大切です。

 

  • 車のどこをチェックするのか?
  • 車をどのような手順でチェックするのか?
  • 車の状態をどのように評価するのか?

 

相手がどこを見ていて、どのように点数をつけているかわかっていれば、私たちユーザーも、査定を受ける前にいろいろ準備ができるからです。

 

ということで、このページでは、査定士が行う査定の手順とチェックポイントについて、概要をわかりやすく説明していきます。

 

 

【1】JAAIの「カーチェックシート」とは?

 

中古車買取店の査定担当者は、自己流で車の査定をやってるわけではありません。査定のやり方については、自動車業界の統一の基準みたいなものがあって、(原則として)そのルールに従って査定しています。

 

その統一基準というのは、具体的には「一般財団法人 日本自動車査定協会」(通称JAAI)が定めている「中古自動車査定基準及び細則」というものです。

 

その中には、汎用的に使える「カーチェックシート」というのがあります。そして、出張査定に来る査定担当者さんは、このチェックシート(あるいは各社でアレンジしたチェックシート)を使って査定を進めていくわけです。

 

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この「カーチェックシート」に含まれる内容は次の通りです。

 

  • 車の基本情報(車検証の情報、走行距離など)
  • 外装の評価(板金塗装の必要性など)
  • 内装の評価(汚れ、ニオイ、痛み具合など)
  • エンジン・足回り・電装品の評価
  • タイヤ・アルミホイールの評価
  • 車両本体の商品価値の評価
  • 装備品の評価
  • 最終的な査定価格

 

査定士さんが、出張査定の現場で、効率的に、漏れなく車を査定できるように工夫されています。なかなかの優れものです。

 

【2】車を査定する具体的な手順と内容

 

出張査定に来た査定士さんは、このカーチェックシートにひとつずつ記入していきます。一般的な手順(査定士さんの動き方)を説明すると、次のようなイメージです。

 

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査定の手順1:書類チェック

まず最初に、運転席に座るなどして、車検証の内容をカーチェックシートに書き写していきます。そして、取扱説明書、自賠責保険の保険証、リサイクル券の有無などを確認します。

 

  • 車検証の内容の書き写し
  • 走行距離の確認(標準走行距離に対する評価)
  • 取扱説明書の有無を確認
  • 自賠責保険の保険証の有無を確認
  • リサイクル券の有無を確認

 

査定の手順2:外装チェック

外装チェックには、2つの目的があります。ひとつは「事故車(正確には修復歴車)かどうか?」を見抜くこと。そして、もうひとつは、「傷・へこみ等が商品価値にどの程度影響するか?」を評価することです。

 

塗装面を正面から見るだけでなく、斜めから見たり、全体的に見たり、ていねいに見ていきます。また、光の関係で見にくい場合などは、見やすい場所に移動させることもあります。

 

修復歴車かどうかの確認
  • ボディーの歪み(ゆがみ)をチェック
  • ボルトの不自然な箇所をチェック
  • 溶接の不自然な箇所をチェック
  • シーラーの不自然な箇所をチェック
  • 塗装の不自然な箇所をチェック

 

傷・へこみ等の商品価値への影響の評価
  • 傷・へこみの箇所の特定
  • 傷・へこみの程度の特定
  • 再販にあたって塗装が必要か評価
  • 再販にあたって板金が必要か評価
  • ガラスに問題がないかチェック
  • ミラーに問題がないかチェック
  • メッキ部分に劣化がないかチェック

 

修復歴車とは?
事故などによって、車の「骨格部分」に損傷を受けたことのある車のこと。世間一般で言われる「事故車」とは意味が異なる。

 

査定の手順3:内装チェック

車内というのは、お家のリビングのようなもの。次に購入するオーナーさんにとって、快適に過ごせる空間かどうかで、商品価値が大きく変わってきます。そのため、汚れやニオイなど、かなり細かくチェックされます。

 

  • シートの傷、汚れ、穴あき
  • 床部分の汚れ
  • 天井部分の汚れ、浮き
  • タバコの臭い、ヤニ
  • ペットの臭い、毛の付着
  • 芳香剤の匂い
  • トランクルーム内の汚れ
  • 再販にあたってのルームクリーニングの必要性

 

査定の手順4:装備品チェック

装備品には、車両本体の評価に関わる「電装品」と、本体とは別に評価される「装備品」があります。装備品関係は種類が多いので、ここで示す以外にもいろいろあります。

 

電装品のチェック
  • ランプ類(ヘッドランプ、サイドマーカーランプなど)
  • ワイパー
  • ホーン
  • シガーライター
  • キーシリングセット
  • リモコンキー

 

装備品のチェック
  • エアコン
  • ミッション
  • パワーステアリング
  • パワーウインドウ
  • ABS
  • サンルーフ
  • 革シート
  • エアバッグ
  • カーナビ・オーディオ
  • フルスポイラー

 

査定の手順5:エンジンチェック

エンジンルーム内も細かくチェックされます。私たち一般の人にとって、わかりにくい部分でもあります。仮に不具合が見つかると、大きな原点につながります。

 

  • エンジン(アイドリング不良、油汚れ、異音など)
  • マフラー(排気漏れ、腐食穴など)
  • クラッチ(滑りなど)
  • トランスミッション(シンクロ不良など)
  • ジョイント(異音、ガタツキなど)
  • デフ(オイル漏れなど)

 

査定の手順6:足回りチェック

足回りというのは、タイヤ周辺の部品のことです。車が地面と接する部分は、走行性能・安全性能に直結する重要部分になります。損傷しやすい部分でもあるので、入念にチェックされます。

 

  • サスペンション・スプリング(オイル漏れなど)
  • ブレーキ(作動状態、ディスクパッド交換の必要性など)
  • タイヤ(残り溝、はみ出しなど)
  • アルミホイール(スリ傷、交換の必要性など)

 

【3】まとめ

 

以上、出張査定に来た査定士が、車のどこをどのようにチェックしているかという話をしました。いかがだったでしょうか?

 

査定士のチェックするポイントがわかっていると、事前にその箇所を補修しておくなどの対応ができるかもしれません。時間や費用をかけてまで補修するかどうかは、ケース・バイ・ケースで判断すべきですが、簡単にできるならやってみてもいいでしょう。

 

あるいは、すでに補修済みの箇所がある場合(例えばタイミングベルトを交換したばかりなど)には、それがアピールポイントになるかもしれません。少しでも高く売るために、あなたの愛車で何かアピールできそうなものがあれば、積極的にアピールしてみるといいですね。


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